北陸新幹線開業の日・前編
構想から約50年、長野開業から17年、ようやく北陸新幹線長野~金沢間開業の日が来ました。
但し、、、福井県は取り残された感が拭えませんが、それは東北新幹線盛岡開業時の青森県の心境と同じモノと私は考えます。
そのうち福井先行開業&敦賀開業することなので、焦る必要は無いと個人的には思っています。
一夜にしてガラリと変化した長野~金沢間をいずれ拝見したいと考えていましたが、、、開業の日のスケジュールが何も入っていなかったことと、報道された「一番列車」はともかく他の金沢発新幹線の座席予約状況を見ると何の問題も無さそうなので、思い切って開業の日の福井~長野間の切符を購入した次第です。
夜が明けていない5時30分に、始発の福井駅に来ました。
駅構内に入ると、ダイヤ改正に伴って福井~金沢間に新設された新幹線連絡特急「ダイナスター」の出発式の式典会場準備がされていました。
確か、、、出発式は「ダイナスター3号」で行われるはずです。
改札口へ向かうと、電光掲示板に既に表示されています。
ホームにある待合シートの貴重なひとつが、、、恐竜に座られてしまいました…。
ダイヤ改正されたばかりの時刻表。
下りの特急は、「サンダーバード」の1本のみ和倉温泉行であること以外は、すべて金沢終着となってしまいました…。
「ダイナスター1号」が入線してきました。
使用されている車両は、「サンダーバード」と同じ683系。
個人的には、、、「はくたか」で買い取られた681系&683系の赤い3000番台を運用してくれたら、連絡特急らしく差別化されていて名物になって面白いと思ったのだが。
妙に、駅員や警察官の人数が多かったです。
前日に、トワイライトエクスプレス大阪行のラストランで大勢の葬式鉄が来たことを受けて、念入りになったのでしょうか?
ホーム上でも、出発式テープカット会場がセッティングされていました。
マスコミの取材陣も来ていて、乗客にインタビューを行ってましたね。
6時00分、ダイヤ改正後初の「ダイナスター1号」が出発です。
3号で行われるはずのテープカット会場を見送ります。
福井駅に来た時はまだ暗かったですが、出発直後には空が少し明るくなってきました。
後で新幹線に乗るときに回収されてしまうであろう、「ダイナスター1号」の特急券を撮っておきました。
加賀温泉駅を過ぎた頃、日の出を見ることができました(その後すぐに雲に隠れてしまったが…)。
前日まで酷い雪模様だった福井なので、今日は好天そうで何より。
白山総合車両所も、今日から本格的稼働ってところでしょうか。
金沢駅が見えてきました。
新幹線駅を覗きますが、先頭車両の姿を見ることはできませんでした。
6時50分、この日をもって北陸本線の終着駅になった金沢駅に到着です。
が、、、ホーム上の混雑のため、安全が確認された1~2分後に扉が開いて「ダイナスター1号」を降車です。
福井~金沢間の新幹線連絡特急である「ダイナスター」ですが、、、1号は北陸新幹線上り一番列車である「かがやき500号」ではなく、二番列車である「かがやき502号」に接続します。
JR西日本金沢支社が、需要は少ないと判断してのダイヤなのかも知れませんが、、、18.6km長い米原経由の一番列車で東海道新幹線を利用する最速便(しらさぎ52号→ひかり506号→のぞみ292号)よりも12分遅く東京駅に到着することになります。
個人的には、この扱いには納得がいかないですね!
今日から、在来線金沢駅はJR西日本とIRいしかわ鉄道による共同使用駅となりました。
何故にそんなにホーム上が混雑していたかというと、、、IRいしかわ鉄道の「開業記念列車」が向かいのホームでテープカットを終えて出発する直前だったからでした!
続きます。。。