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楽しみは「ぶら~り旅」にて見聞き知り、備忘録にて残す時。

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ストレス解消に、気ままなぶら~りと黄色いアウディA4&青いジャイアントESCAPE AIR→青いルノーカングー&青いトレックEMONDA ALR5レポ。

酷暑の下で和歌山城に見参・後半

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和歌山城天守を堪能し、「新裏坂」と呼ばれるルートから下っていきます。




表坂とは違って、一気に天守付近まで登るルートなので、結構急な坂です。
降りる側のルートとして選択しておいて、正解でした…。
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下りきった場所が、、、和歌山公園駐車場でした。
手っ取り早く天守へ向かいたい人は、こちらの駐車場に車を止めた方が良いのですが、、、あまり駐車台数は多くないので、土日祝日の駐車は推奨されてません。
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不明門跡から、一旦和歌山公園を出て、、、
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三年坂通りを西へ向かいます。
通りから立派な石垣が見えますが、、、和歌山城築城時は土塁の城であり、石垣の城になったのは浅野家の頃とのこと。
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先ほど大天守最上階から見えた、和歌山県立近代美術館の前を通っていくと、、、
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県庁前交差点の際に設置された銅像が、紀州徳川家5代当主かつ徳川宗家8代将軍・徳川吉宗公之像です!
紀州藩で最も名君の誉高い、吉宗公像を見ない訳にはいきません。
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吉宗公の視界の先には、もちろん和歌山城の石垣が。
この場所から天守が見えないのが残念で、むしろ天守が望める場所に銅像を設置するという意見は無かったのかな?
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和歌山城は、根來寺も焼き討ちに遭った天正13(1585)年の「紀州征伐」の副将・羽柴(豊臣)秀長によってその年に藤堂高虎の普請により築城となりました。
その後、秀長は大和郡山城を居城としたため、家老・桑山重晴が城代として入城し、桑山家が2代続けて城主となります。
2代目・桑山一晴は関ヶ原の戦いで徳川方に付いたため、、、当初所領安堵の後、大和国に転封となります。
その後に、豊臣秀吉の正室・高台院の義弟で五奉行のひとり・浅野長政の嫡男で関ヶ原の戦いで戦功の著しい浅野幸長が37万6千石で入封、和歌山城を大々的に増築します。
幸長の死後に家督を継いだ弟の長晟の時に、福島正則が改易された後の安芸広島へ42万石で加増転封となり、、、その後に「南海の鎮」として西日本を監視する役割を担って徳川家康の10男・徳川頼宣が55万5千石を拝領し紀州徳川家が成立、幕末までに5代・吉宗と13代・慶福(14代将軍家茂)を輩出する名家となります。

石垣づたいに進みます。
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和歌山公園の西側の出入口には、岡口門ととも大空襲の焼失から逃れた和歌山市指定文化財・追廻門があります。
この朱に塗られた門から、再び和歌山公園へ入っていきます。
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追廻門を入ったところが、砂の丸跡
砂の丸跡の南半分は、護国神社となっています。
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砂の丸跡を、北へ向かいます。
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鶴の門跡から、鶴の渓と呼ばれるところ(浅野家時代に庭園があった場所)へ下りていきます。
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北隣にある、国指定名勝・西之丸庭園(紅葉渓庭園)へ入ります(無料)。
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池に見立てた内堀沿いを進みます。
内堀の向こう側には、これから行く橋が見えます。
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内堀に浮かぶ様に見える、池亭・鳶魚閣(昭和47年再建)の姿が素晴らしい。
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内堀と「上の池」を繋ぐ水路に架かる石橋を渡ると、、、上の池に配する御舟石と紅葉渓橋を眺めます。
紅葉の時季になると、ここはたくさんの人で賑わうとのこと。
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鳶魚閣の内部を見ることができるので、近寄って粋な雰囲気をちょっとでも堪能です。
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紀州徳川家初代・徳川頼宣が隠居所とした西之丸に、隠居御殿とともに築いた池泉回遊式庭園です。
虎伏山の麓の地形を活用した城郭庭園屈指の名園ですが、、、明治維新後は荒れ果ててしまいました。
1970年代にようやく発掘調査と復元整備を経て、今の姿に戻ったということです。

西の丸跡(西の丸広場)に来ました。
下に、上の池や鳶魚閣が見えます。
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通路の先に見えるのが、9年前に復元された御橋廊下
城主が、住まいであり政庁である二の丸と庭園がある西の丸を行き来するのに、外から見られないようにするために壁と屋根を設けられた橋です。
同じ意図として、福井城御廊下橋も同様の役割を果たすために内堀に架かっています。
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土足厳禁ということで、シューズを脱いで通ります。
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西の丸よりも二の丸の方が高い位置にあるので、傾斜のある橋になっています。
滑らない様に、床に段が付いているのが、、、思いの外チト足にくる…(裸足で渡るのはマナー違反以上に痛いかも)。
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御橋廊下の途中で、外を眺めてみます。
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渡り切って、二の丸跡へ。
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ここで二の丸跡から大手門へ進んでいけば「和歌山城一周」だったんですが、、、時間もあってそのまま御橋廊下を渡って戻ります。
床の段が、下りである二の丸→西の丸の時に発揮しますね~。
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西の丸跡から、天守が見えます。
初代・頼宣公がここに隠居御殿を建てたのが、分かる様な気がしました。
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再び、西之丸庭園を通ります。
途中、茶室・紅松庵への通路を確認。
御抹茶をいただいてみたかったけど、、、やはり時間のこともあって断念です…。
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「紅葉渓庭園」の石碑を横目に、勘定門跡へ。
勘定門跡の直前で、数寄屋造である紅松庵の姿が、チラッと見ることができました。
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紅松庵は、発掘調査で実際に茶室の遺構があった場所に、和歌山市出身で名誉市民の松下幸之助が寄贈したものです。

観光バス専用駐車場から、和歌山公園を出ます。
ここから見上げる和歌山城天守も、結構良い感じ。
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けやき大通りの向かいにある、和歌山市役所へ行きます。
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クルマを市役所に隣接している中央駐車場にした理由が2つ、、、その1が、市役所の総合案内所で駐車券を提出すると、2時間駐車料金無料の券をいただけるからです。
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もうひとつが、、、市役所の最上階(14階)の展望スペースへ行くこと。
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この展望スペース、ほぼ同じ高さから和歌山城天守曲輪を眺めることができる唯一のスポットなのです!
が、もうクタクタ状態だったので、、、少し写真が斜めになってますね…。
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和歌山市のゆるキャラ「吉宗くん」と和歌山城との2ショット?です。
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中央駐車場へ向かいます。
紀の国わかやま国体」まであと50日の、節目の日でした。
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何人かの方々がカメラを構えている、、、天守と御橋廊下が同じフレーム内に入るこの場所が、一番の撮影スポットなのかも知れません。
私も、道向かいの歩道上から撮ってみました。
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中央駐車場を、無料である2時間ギリギリで出庫しました。
是非行きたい2ヶ所のうち、どちらへ行こうかと悩みつつ、、、和歌山城を後にした次第です。
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もうひとつ続きます。。。
by chiketas | 2015-08-07 15:20 | お出かけでぶら~り

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